ソムリエ水野のテイスティング ②inさいたま新都心

今回も…前回に続き…
専門的すぎて…
水野らしくな~い、マニアックで長い資料。
おもろーないのでソムリエさん以外は回れ~右っ!!
Domaine des Lambrays
Clos des Lambrays Grand Cru 2011
モレ・サン・ドニ村 約8.7haのグラン・クリュ。
品種:Pinot Noir 100%
試飲時の熟成年数:15年(2026年11月時点)
1365年から続く歴史を持つクロ・デ・ランブレイ。
シトー会修道院1365年2月の所有証書に「Cloux des Lambrey」と記載。
約660年の歴史を持つこの畑は、1981年にグラン・クリュに昇格。
土壌は石灰岩と粘土質を主体で斜面の位置によって土壌の深さや構成が異なる。
畑は大きく3つのリュー・ディ(小区画)から構成される。
・Les Larrets(レ・ラレ) 斜面上部。表土が浅く、石灰岩の影響を受ける。
・Le Meix-Rentier(ル・メ・ランティエ)斜面下部。比較的深い土壌。
・Les Bouchots(レ・ブショ)畑の北側に位置する区画。
これらの異なる地形と土壌の個性が、一つのワインの中に複雑性を生み出すのですな。
余談ですがブルゴーニュ 2011年。
ちょいと評価が分かれるヴィンテージ。
春は暖かく、ブドウの生育は例年より早く進んだ一方、
夏は冷涼で多雨の時期あり、天候は安定せず。
収穫は8月末から始まる早い年。
作り手によっては容易でなかった年と言われてますね。
では以下、テイスティング。
ラベルおよびキャップシール傷汚れなく良好。
瓶口液面位置はキャップシールに隠れて確認できず。
コルクの吹きこぼれ、浮き上がりの痕跡ともになし。
コルク5.2cm弾力性あり適度な硬さを保ち健全。
グラスの側面には豊かな粘性が見られ、濁りはなし。
エッジにはルビーの色調を残しながら、わずかにオレンジを感じる。
中心部は輝きのある、赤みを帯びたオレンジサファイア。
抜栓直後の香りは、やや還元的で固い印象。
しかし、スワリングを重ねるにつれて芳醇な香りが広がり始める。
梅の砂糖漬け、プルーンのリキュール、ドライチェリーなどの香りが徐々に現れ、スミレやドライフラワーを思わせる植物系の香りとともに広がっていく。
後半、クローブやシナモン、ドライハーブ・甘草の香りが現れるが、これは作り手の特徴である全房発酵に由来するニュアンスを思わせる。
時間経過後、セップやスーボワ、なめし皮等の熟成のニュアンスが支配し、香りの状態は健全。
口中へのアタックはとても穏やか。
柔らかな酸とともに、甘みを連想させる果実の凝縮感が広がる。
タンニンは繊細で、ビロードのような質感。果実の中に滑らかに溶け込み、口中に自然な一体感をもたらしている。
豊かなアルコールのボリューム感は余韻の長さにつながり鼻腔に抜ける熟成香は特筆に値する。
熟成感ある円熟味とバランスの良さが特徴の辛口赤ワインである。
今後の熟成も十分可能と思われるが、
2026年11月現在、〖吞んでしまいましょーっ!!〗
というのが僕の判断。
提供:
約3週間前にデイセラーへ移し、
横に寝かせて保管。
数日前からは冷暗所に移し、
立てた状態で保存。
抜栓はサービス開始の約5時間前。
最初の一杯は抜栓した状態から直接グラスへ。
二杯目以降は、フィルター付きロートを使用してデキャンタージュ。
グラスはやや小ぶりのシャルドネグラスから大きいピノグラスへ。
温度は外気温も低かったため、室温も外気温同様低め設定し、
グラス内温度20度からスタートで22度までをキープ。
料理は
深谷和牛の赤身をポワレし、キノコをふんだんに添えた料理。
バケットと有塩・無塩のブールを2種類用意。
おいおいおい…
またまた長くなってしまった。
水野の備忘録っす。
お読みいただいた皆様…
お疲れさまでした。
ちゃんちゃん
